- [体質] 気虚
- [五性] 温
- [五味] 甘
- [帰経] 脾 胃
- [主な作用] 疲労回復 冷え性、血行促進、美肌、風邪予防
- [主な栄養素] カリウム、カルシウム、カロテン、鉄、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンE
目次
[体質]気虚
「気」の不足で起こってしまう症。治法として、気の不足を補う補気である。
気虚の症状
- 推動作用の低下
動きが緩慢、疲れやすい、なまあくび、息切れ、疲れると症状が悪化 - 温煦作用の低下
顔色が青白い、手足の冷え、寒がある、排泄物がサラサラでうすいなどの冷寒症状 - 防衛作用の低下
風邪を引きやすい、汗をかきやすい(自汗)などの症状 - 固摂作用の低下
すぐに腹をくだす、胃下垂、内臓下垂、脱肛、汗をかきやすい(自汗)、尿を漏らすなどの症状
また、不正出血、生理がダラダラと続く、鼻血、皮下出血などの出血 - 気化作用の低下
汗がでない、尿がでない、むくみなどの症状 - 営養作用の低下
痩せる、疲れやすい、持続力がない
気虚の舌質
淡白、歯根、胖大。脈虚
気虚の代表方剤
- 四君子湯
- 補中益気湯
- 帰脾湯
脾(胃腸)の働きを高めて気を補うので、疲労回復効果の高い食材です。飢饉や食糧難の時代には、非常食として役立てられたほど。種や種の周りのワタの部分にも、栄養がたっぷり含まれているので、できるだけ食べましょう
また血行を促進して体を温める作用があり、冷え性の改善にもおすすめです。冬至の日にもかぼちゃを食べる習慣がありますが、寒い季節にかぼちゃを食べるのは、薬膳から見ても[なるほど~」と納得ですね
- 薬膳&漢方の食材辞典 著者 坂口珠未
- わかる中医学入門 邱 紅梅 著
コメント